【設立経緯】
1980年代後半より、バリにおける日本インドネシア両国の合弁事業や国際協力事業の活発化
に伴って在留邦人が増加したことから、過去に他国で補習校に子女を就学させた経験を持つ
家族の呼びかけにより、1989年5月保護者と講師予定者からなる補習校設立準備委員会が
組織されました。
そして、在デンパサール出張駐在官事務所(現在の在デンパサール総領事館)の支援のもと、
開校に向けての諸準備や校則等の作成が進められ、同時期に発足した「日本人会」(1989年
12月発足)が設置者となって、1990年1月13日、「バリ日本語補習授業校」が開校しま
した。
沿革史と在籍者数
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セル2 |
組織の概要
バリ日本人会(以下「日本人会」という)は、補習校の主宰者であり、その運営を(財)バリ日本友好協会(Yayasan Persahabatan Jepang Bali)に附託しています。
<バリ日本友好協会>
(財)バリ日本友好協会(Yayasan Persahabatan Jepang Bali)(以下「ヤヤサン」という)とは、インドネシアの法律に基づき設立されている財団法人です。2001年に設立された後、2006年4月には新ヤヤサン法に則った団体として、インドネシア政府より再認可を受けました。ヤヤサン活動の趣旨としては、インドネシア国バリ州在住の日本人子女及び日系人の子女に、日本の教育カリキュラムに沿った活動を実施しています。
維持会は、ヤヤサンの実質的な運営機関として、補習校の維持管理および健全な経営を行うことを目的としています。
維持会の事業・活動としては、以下の3つを掲げています。
(1)補習校の維持・管理・運営に関わる事項。
(2)日本人会事務局の活動のうち、補習校に関わる部分の維持・管理事項。
(3)日本人会の施設・補習校の施設を使用する日本人コミュニティの活動に関わる事項。
保護者会は、補習校の保護者が組織する会です。補習校行事の手伝いや維持会への提言、日本人会行事への協力など補習校の充実を図るための活動を行っています。
在外教育施設として認定された補習授業校に対しては、日本国政府(外務省・文部科学省)及び海外子女教育振興財団などから各種の補助が行われています。本校は、現地採用講師謝金、および警備員謝金の一定割合の補助を受けています。
その他にも、補習授業校に関わる援助には、教員派遣、現地採用講師の日本研修、巡回指導班の派遣、補習授業校の教育の特殊性を考慮したカリキュラム、指導方法の開発などがあります。
また、海外に長期滞在する日本国籍を保持する児童生徒には、教科書が無償給与されています。